推し事備忘録

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ラブライブ!サンシャイン!!の第1期11話友情ヨーソローとかいうようまり回ではない回について

ラブライブ!サンシャイン!!という作品を知っているだろうか?

私は一時期月に一本コンスタントにラブライブ!サンシャイン!!のSSをあげていた。嘘である。月に一本を目標にしていたが、普通に筆が遅いので間に合っていなかった。

そんな私が書いた作品は圧倒的に渡辺曜小原鞠莉の二人の関係性に注目して書いていたカップリング。通称ようまりである。

今回はそのようまりの中でも友情ヨーソローについて語っていきたいと思う。

 

ようまりはラブライブ!サンシャイン!!の第1期11話の友情ヨーソローで爆発的人気を得たカップリングである。嘘である。友情ヨーソローはようまり回であって、ようまり回ではない。

 

ここから先は友情ヨーソローまでを視聴した人のみが見てほしい。

見ていない人間は本当にブラウザバックをして、ほしい。そして一度見たことがある人はこの話を見た後にもう一度見直してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

良いだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

では、話始める。

 

友情ヨーソローはどういう話かと言うと、一言でいえば、渡辺曜の独り相撲の話である。

友情ヨーソローは、渡辺曜高海千歌に距離感を感じており、それを解消する話である。

これは、渡辺曜の妄想の中では、渡辺曜小原鞠莉のアドバイス通り”本音”をぶつけているが、高海千歌は意味が分からないという反応をする。これは、高海千歌渡辺曜と本音でぶつかることは願っていない。ぶつかったところで意味がないという表れである。

渡辺曜は勝手に高海千歌と距離感を感じているが、高海千歌は昔から何も変わっていないのだ。それを高海千歌が無意識的に解消する話が今回の話の本筋である。

さて、その話の中でなぜようまりと言われているのか。それは、びゅうおでの渡辺曜小原鞠莉の二人での嫉妬ファイヤ~などの名言を生んだ例の展望台での話であるからである。

曜と千歌のギクシャク(曜が一方的に感じているもの)に気づいた小原鞠莉が曜にアドバイスをするシーン。いやぁ…あそこは良いものですよ…。その前に小原鞠莉が曜の胸を揉むシーンも渡辺曜の発育の良さと一本背負いする渡辺曜の超人さを改めてアピールするシーンとなっています。

 

さてさて、私は友情ヨーソローはようまりの話ではなく、渡辺曜の独り相撲の話であると、最初に言っていたが、どういう事かということについて、説明する。

まず、話の中で出ている通り、高海千歌渡辺曜に対してわだかまりはなにも感じていない。それに対して、小原鞠莉渡辺曜にしたアドバイスは本音でぶつかった方が良いというアドバイスだが、そのアドバイスの結果、童貞ヨーソローと言われるあの妄想シーンになる。

そのアドバイスをした理由は小原鞠莉の経験則であるが、その経験則によるアドバイスはあっていたのだろうか?小原鞠莉の三年生組の問題と渡辺曜の二年生組の問題は全く違う話である。三年生組の問題はお互いに思い合っていたが、それが故にすれ違っていた。二年生組の問題は、渡辺曜が一人で勘違いをしている…距離を感じている問題。三年生組の問題は、お互いに本音を話し合うことで解決する問題だが、二年生組の問題は本音で話し合っても解決しない問題である(妄想シーンで分かる通り、高海千歌には通じない話)。

つまり、小原鞠莉は二年生組の問題をはき違えてしまったため、結果的に渡辺曜にした「本音でぶつかるべき」というアドバイスは間違っていたということである。

 

なので、私は友情ヨーソローをようまり回でない渡辺曜の独り相撲回であると言っている(エンディングが曜千歌でも曜鞠莉でもなく、曜ソロであることからも分かる)。

さて、ではあるが、私はこの話が大好きである。

なぜなら、この話にようまりの関係性及び私のようまりの好きな要素が詰まっているからである。

 

私の中のようまりを現す言葉が二つある。

一つは『不器用×不器用』である。某超大手カップリングのにこまきというカップリングがあるが、それはツンデレ×ツンデレとかいう魅力的なカップリングである。そのような形でようまりをあらわすとすればで考えたのは、不器用×不器用である。二人とも優秀な人間であり、それが故に周りの人との関係性などが上手くいかず、また人に頼ると言うことも下手なのである。

その二人がお互いとの接点をきっかけにまた変わっていく。素晴らしきつながりだと思う。

 

もう一つは小原鞠莉渡辺曜を救えないが、確かに渡辺曜小原鞠莉に救われている』である。

先述のとおり、小原鞠莉のアドバイスは的外れであり、アドバイスの結果、渡辺曜を逆に惑わせることとなった。小原鞠莉渡辺曜を助けられたと思っているが、結果的には渡辺曜のことを何にも救えていないのだ。

だが、あの時間は確かに渡辺曜の心を救ってくれているのだ。渡辺曜を含め、登場人物達の人生は続いてゆく。渡辺曜がこれからまた思い悩む時もあると思う。だが、展望台で過ごしたあの時間は渡辺曜の心を救い続けてくれると思う。

このようまりの関係性を象徴する友情ヨーソローはようまり回であろう。

 

 

以上、ようまり回でなくて、ようまり回である友情ヨーソローの話だった。

ぜひ、もう一度友情ヨーソローを見返して、二人の関係性を改めてみんな噛みしめてほしい。

以上だ。